HTC、Appleとの全ての特許訴訟を和解し両社の自社特許について10年間のライセンス契約に合意

HTC速報のTwitterアカウントやFacebookページでお伝えしましたが、HTCとAppleは現地時間11月10日の夕方に現在両社間で行われている訴訟全ての取り下げと両者間の今後における自社特許について10年間のライセンス契約に合意したようです。

この特許論争は2010年3月にApple側から仕掛けて来た物で、HTC側から考えたら納得が行かない物や実害があった事例がありました。

過去の特許論争関連の記事については以下となっています。

• アップル、HTCの携帯電話の輸入差し止めを勝ち取れず
• 英国高等法院、HTCはアップルの特許を侵害していないと裁定
• HTC、HP(ヒューレット・パッカード)から取得した特許の侵害でアップルを反訴
• HTC保有の特許、アップル製品に不利益を与える可能性

CNETの記事を引用すると以下

http://japan.cnet.com/news/business/35024298/

　AppleとHTCは、過去2年間にわたり特許を巡って争いを繰り広げてきたが、10日に発表された短い声明によると、両社は、現在そして今後における自社特許について10年間のライセンス契約に合意したという。和解に関する金銭的な条件は明らかになっていない。

両社の最高経営責任者（CEO）はともに今回の和解を歓迎する声明を発表した。

AppleのCEOであるTim Cook氏は「HTCと和解に達することができ嬉しく思う」と声明に記しており、HTCのCEOであるPeter Chou氏も「HTCは、Appleとの係争を解決できたことを喜ばしく思う」と述べた。

AppleはSamsungや次はGoogleに向けて続けて直接争う姿勢を見せていますが、HTCとはこれ以上争うと特許関連でApple側にも不利益な事が起こると考慮してか唯一まともな特許論争で和解を行いましたね。

HTCの機種を使っているユーザー、ファンからするとやっと落ち着けると感じています。

このような不毛な特許論争は今後行って欲しくはないですね。

Source : Apple