HTC Jはチップセット不足などを考えた販売戦略の結果、防水機能を諦めて発売

2012/7/15

QualcommのチップセットであるSnapdragon S4 MSM8960は世界的に供給不足に陥っており、このMSM8960はLTEモデムを統合しているので、Docomoから発売されている殆どのハイスペック機種には（Xi対応のため）搭載される予定となっています。

HTCの日本国外機にもMSM8960は搭載されており、そのことによりHTC Jの開発段階で日本国内メーカーより先にMSM8960供給不足となる事は解っていたようです。

そのチップセット供給不足により、「他メーカー機はしばらく店頭には並ばないだろう」と言う考えてHTC Jはできるだけ発売日を前倒しをして、併売店がHTC Jを集中して販売できるように配慮したとKDDI関係者は語っていたようです。

MSM8960搭載機も考慮はしていたが、同じMSM8660Aを搭載するAQUOS Phone SERIE等々よりも以前からKDDI内では不振続きだったHTCのKDDI共同開発新製品の販売をできるだけ早めるために防水機能搭載を諦めざるを得なかったそうです。

その結果大成功し、HTC Jは売り上げランキングの上位に並び、今までマニア層にしか買われていなかったためあまり知られていなかったHTC独自のUIや、軽快な動作をすると言う事が一般層にも浸透し始めるようになっているそうです。

HTC Jは一般層にも購入され売り上げも悪くないと言うニュースはHTCファンの私としては本当嬉しい限りです！

HTC Jのデザインはマニア層にはあまり受け入れられてませんが、私はSense4.0にWiMAXを利用できることによりHTC Jをとても重宝して使っています。

しかしこうなってしまうと、KDDIの販売戦略に乗らなければHTCは売れないと考えられてしまい、日本のHTCは日本専売の独自デザインを展開していくと言う事になりそうで少し心配な面もあります。

今後どのような展開になっていくのでしょうか、とても楽しみです。