HTC One (2014) M8 / GALAXY S5 / Xperia Z1f / iPhone5cにて写真の撮り比べ比較 ──各社の利点を認識しよう

はじめまして、この度HTC速報さんで執筆させていただくことになりました、ぴけぴけと申します。

今回、SamsungのフラッグシップモデルGALAXY S5(SC-04F)を、GALAXY SHOPの無料お試しキャンペーンにてお借りすることが出来たので、HTC One (2014) M8とカメラ面で比較を行いました。

残念ながらSONYのフラッグシップモデルであるXperia Z2は用意することが出来ませんでしたので、「参考までに」ということで本サイト管理人様よりXperia Z1fをお借りいたしました。ありがとうございます。

素人ゆえ徹底比較とまではいきませんが、何枚か撮影してみて気づいたことなどを書き記しておこうと思います。 

撮影概要

基本的にオート/HDRで撮影。オートが暗すぎたため、XperiaのみEV+1にして撮影してます。

iPhoneに関しては標準のカメラをノータッチで撮影しました。

要するに自由気ままな撮影です、あまり参考にならないかもしれないです。

※HDR（ハイダイナミックレンジ合成）とは

露出の違う複数の写真を合成して記録することで、白飛びや黒潰れを抑えた写真を生成する方法。通常の撮影ではイメージセンサが記録しきれない情報量を範囲内に収め、肉眼で見たときに近い写真が撮影できる。

その反面、通常撮影ではありえない見た目となるため違和感を感じることがある。

室内撮影

朝７時ごろのもの、HDRを利用して撮影。

HTC One M8は最も明るく撮影できましたが、室内の雰囲気にいちばん近かったのはGALAXY S5でした。

また、M8は画角も広いです。

屋外・植物

使い方や技量の問題もあると思うのですが、撮りやすさと色の再現性はS5のほうが上でした。

M8のカメラはM7（HTL22）と同様にフォーカスする場所の明るさによって、明暗両極端な写真が撮影されます。

ですので、間をとってHDRを使用してみたり納得のいく明るさになるよう調節したりと少々工夫が必要なのかなと感じました。

ただ、この特性はフラッシュ不要で明るい写真が撮れるなど、人によってはかなり便利だと感じる部分とも考えられます。

屋外・建物

天気は曇りがちの少し変な天気でした。晴天とも曇りとも言い難い何とも言えない空気があり、妙な撮りづらさを感じたので幾らか検討した結果HDRを利用して撮影いたしました。

こうして見比べてみるとM8は暖色系、S5は寒色系の傾向にあるように見えます。

 夜景

夜景撮影を行った日はあいにくの雨でした。

折角なので路面に打ち付けられた雨水などの様子を見ていただきたいと思います。

いくつか撮った写真の中で、どれを比較用に選ぶかかなり迷いました。雨や水たまりのディテールはGALAXY S5が圧倒的な再現度だと感じます。M8は光を取り込みすぎて白飛びしてしまい、どうしても潰れてしまう印象があります。

個人的にはフォーカスポイントによって露光が変わる仕様（M7の時点では既にあった仕様）が面白く感じる点で、いくつかのパターンの写真がちょっとした操作で簡単に撮影出来てしまいます。

フォーカス

黒縁がM8、白縁がS5です。

どちらのフォーカス速度も迅速です。

レンタルしたS5は近くのものに対してピントが合わせにくいことが多々ありました。

モアレ

撮影をしていて気が付いてしまったことが一つあります。

上の写真は名古屋駅桜通口にあるモニュメント「飛翔」をM8で撮影したものなのですが、遠方から撮影したため網目構造が潰れてしまい紫がかったモアレが発生してしまっています。

左のキャプチャ画像のように、他機種では虹色にモアレが生じることはあれど紫色になるようなことは確認できませんでした。

暫定的な対処法はマニュアルモードに切り替えて「フォーカスを手動でずらす」ことです。

総評

常に明るめで綺麗に撮れるのがGALAXY S5、温かみがあり暗所でも心配なく撮れるのがHTC One M8といったところでしょうか。

手ぶれなどを考えずに気軽に撮影をしましたが、ぶれもなく綺麗にとれていると思います。

最近のスマートフォンのカメラはコンパクトデジタルカメラのポジションに立つような出来になっています。他社のものと比べるとM8は画質面で劣るような場面がありますが、UltraPixel搭載機としても出来は確実に良くなってきていると感じました。

今後ますます期待したいところですね！