2014年度のミドルレンジファブレットモデル「Desire 816 4GLTE版」レビュー

今年2014年度のミドルレンジファブレットモデルとなる、「HTC Desire 816 4G LTE版」のフォトレビューを記載していきたいと思います。

機種の概要

2014年度HTC製スマートフォンのミドルレンジ機となり、歴代続いている「Desire」シリーズを冠したファブレットモデルとなる物で、開発コードネームは「A5（AFE）」、メーカー型番は「0P9C Series」となります。

現在のメインモデルはLTE非搭載となるDualSIM対応機で、今回入手した4GLTE版も合わせるとヨーロッパ各国・中東・アジア（台湾・香港・中国大陸・インドなど）・北米・南米など世界中で販売が行われています。

カラーはビビット色が多く、DualSIM版などすべてのモデルを合わせるとホワイト・ネイビー・ブラック・グリーン・イエロー・ピンク・オレンジと多数販売されています。

今回私が購入したモデルは台湾版となりますが、この台湾版（Asia版）は現状ピンク・ホワイト・ネイビー・オレンジの4色しか販売されていないようです。

ディスプレイは5.5inch HDの大画面、Snapdragon 400 1.6GHz SoCを搭載しUE Category.4対応にて最高150Mbpsまでの通信速度を実現する事が出来ます。

HTC Desire 816 (4GLTE対応版)概要

利用できる国内キャリア

• au = 2100MHz Band1のみ（CDMA非対応の為通話は不可）
• Docomo = 2100MHz Band1 / 1800MHz Band3 (東名阪)
• Softbank = 2100MHz Band1 / 1800MHz Band3 / 900MHz Band8

内容物

• ACアダプター
• ヘッドセット
• USBケーブル
• 説明書・保証書

機種のデザインや操作

– 化粧箱

2013年度機の化粧箱とほぼ変わらなく、真四角で平べったい構造となっています。

– 開封

↑SIMスロット＆MicroSDカード

– 他機種と同時撮影

HTC One M8

LG G Flex LGL23

HTC J One

Nexus 5

Galaxy S5 SCL23

SC-02F Galaxy J

HTL21 HTC J buttefly

利用用途について

HTCは過去に”HTC One max”と言ったファブレットを初めて販売しましたが、実際利用した感想として生活には一切必要のない物だと感じるほどに利用用途が全く見出せませんでした。

HTC One maxは画面が大きく、5.9inch FullHDディスプレイを搭載したモデルなのですが実際上下にデュアルスピーカーが存在するため実際握るととてつもなく縦に長い携帯電話となり、更に裏蓋式の外観はアルミ筐体で有る為重量がとっても気になるモデルでした。

以前からHTCを利用している人としては「HTCはこれ位重くて当たり前!!」のように重さなどの不器用さはいつもの事として慣れていると感じますが、実際同時期に販売されたファブレットの中で一番利用用途を見いだせない最低のファブレットだと個人的には思っています。

その続編と言っては間違いかと感じますが、HTCの第二弾のファブレットとして今回の「Desire 816」が登場しています。

実際私が最初に発表を見た時は「HTC One M8をiPhone 5sに置き換えて、Desire 816をiPhone 5cのようなAppleと似た様な戦略のデバイスを発表したのか・・・。」と思っていましたが実際手に取ってみると、カラーは似ている物のiPhone 5cとはかけ離れたサイズ（5.5inch）で、まさに廉価ファブレットと言った印象を受けました。

基本的にプラスチックで作られている為、比較的重量は軽くHD解像度でフラッグシップ機より余裕を持って無理をせず作られたデバイスだからか、アプリなどの操作も比較的軽快に動いています。

重量が軽い事により気軽に持ち出せるHTCのファブレットとして活躍する事が出来、個人的には初めてのHTCファブレットとして扱っても良いのではないかと思っています。

Desire 816の残念な点

Desire 816の残念な点としてはやはり廉価端末と言った位置づけの為かHTC One M8より作りが若干甘い所が有ると言った所でしょうか。(上の画像の固体だとデジタイザと筐体の間から光りが漏れている)

かと言っても利用していて酷いと感じるほど作りが甘いと言う訳では有りませんし、気にならない方は気にならないかもしれませんね。

カメラ

私自身カメラについてはド素人な為、殆ど一般人レベルな主観でしか物を語れませんがカメラについても比較したいと思います。

かと言っても画質等々のお話では無く、機能面でのお話となります。

Desire 816に搭載されている1300万画素カメラはHTC One mini 2、HTC One E8に搭載されている物と完全に同じ物となり、HTC One M8に搭載されている500万画素DuoCameraとはまた違うものとなります。

廉価機には1300万画素シングルカメラ、フラッグシップ機には500万画素DuoCameraと言った方針を今年は取るみたいですね。

HTC One M8に搭載されたDuoCameraではデュアルレンズを生かしより自然なフォーカス機能を自由自在に利用することが可能で、更に色々なモードで3Dエフェクトを掛けるような効果を付ける事が可能になっており、更に以前(2013年度機)から利用が可能なZoe”撮影機能”もそのまま搭載されています。

一方HTC Desire 816を初めとした1300万画素シングルカメラ搭載機は普通に静止画とビデオを撮影する迄に機能は留まっており、2013年度機でも利用が可能だったZoe撮影機能が省かれているモデルが多いようです。

どちらも素早くカメラアプリの起動や撮影をする事は可能なのですが、細かい機能などを見るとやはりフラッグシップ機と廉価機では性能の差を付けていると感じますね。

最後に

HTC Desire 816は廉価機である為比較的低コストで購入する事が可能となっています。

低コストで購入できる割はしっかり動作してくれる1台となっており、メインはもちろんサブ機等にとても活躍しそうだと私は感じました。

是非検討してみては如何でしょうか。