普及版となるHTC One (E8)、HTC USA管轄キャリア 「Verizon / Sprint / AT&T / T-Mobile」向け投入の兆候
先日中国にて販売が行われ、販売15分以内に5万台を販売したと発表されたHTC One (M8)の普及版、コードネーム「MEC (MCE) / M8_ACE / M8S」、メーカー型番「0PAJ Series」となるHTC One (E8)がHTC USA圏向けへ投入の兆候が各所で現れています。
HTC One (E8)はHTC One maxのように中国大陸開発となり、基本モデルが中国キャリア向けとなっていますが、以前から当サイトではHTC USAの管轄となる「Sprint Nextel」向けへ開発が行われていると伝えていました。
Bluetooth認証通過
そして2014年6月15日、Bluetooth認証へHTC One (E8)のメーカー型番である「0PAJ Series」が”Verizon Wireless””AT&T Mobility””T-Mobile US”向けへ通過した結果が掲示されています。
内容は以下の通り
通過名
- HTC6525LVW
- 0PAJXXX
ソフトウェアバージョン
- 0.60.605.1(VZW)
- 0.60.502.1 (ATT)
- 0.62.531.1 (T-Mobile)
- 0.13.91402.5 (0PAJXXX)
BT認証
- AVRCP 1.3
- OPP
- PBAP
- FTP
- HID
- HOGP
- MAP
- PAN
- FMP
- PXP
Sprint向けは通過していない物の、上記の通りWiFi認証の認可を受けていますので時間の問題でしょう。
姉妹機のシステムにて記載されていた情報
以前までHTC One (E8)の種類は以下が判明していました。
- MEC_DUGL – GSM/WCDMA/LTE + GSM DualSIM
- MEC_DWGL – GSM/CDMA2000/WCDMA/LTE + GSM DualSIM
- MEC_TL – GSM/CDMA2000/WCDMA/TDD-LTE優先/FDD-LTE
- MEC_WHL – GSM/CDMA2000/WCDMA/FDD-LTE/TDD-LTE
姉妹機のシステムを確認した所、以下の記述を発見しました。
- MCE_UL
- MCE_WL_VZW
- MCE_WHL_SPCS
MCEはMECの別名のコードネームとなり、ULは GSM/WCDMA/LTE、WLはGSM/CDMA2000/WCDMA/LTE、WHLはGSM/CDMA2000/WCDMA/FDD-LTE/TDD-LTE、VZWはVerizon Wirelss向け、SPCSはSprint Nextel向けとなります。
これらの状況証拠的に、HTC One (E8)とほぼ同等となる電話機がHTC USA圏へ投入される可能性が濃厚となっています。
仮にHTC One (E8)がAT&T向けへ販売されるとなれば、キャリアアグリゲーションに対応するかと考えられT-Mobile US向けへはVoLTE対応が期待されます。
Verizon Wirelessは過去に女性向けへ「HTC Rhyme」の販売を行っていましたが、今回のHTC E8の販売となると同じような戦略となるのかが気になるところです。
どのような形で販売されるのかは解りませんが、楽しみですね。
Source : https://www.bluetooth.org/tpg/QLI_viewQDL.cfm?qid=21564