HTC、2016年度フラッグシップモデル「HTC 10」を発表 ― プレスリリースやスペックなどを確認

HTCは2016年度のフラッグシップモデルとなる「HTC 10」を発表を行った。

今回は大掛かりな発表会やストリーミング配信などを行わず、非常に簡素な公開となったが、HTCの経営状況を鑑みると仕方がないようには感じた。

HTC 10概要

HTC 10は、兼ねてからコードネーム「PERFUME」にて開発が噂されていたフラッグシップモデル”M10”の符号が与えられたスマートフォンとなる。

メーカー型番は「2PS6 Series」。

以下プレスの製品概要の翻訳となる。

Designed to Perfection（完璧な設計）

光にインスパイアされ完璧に削り出されたHTC 10は、個体金属のフレームに新しいアプローチを採用しました。

光を美しく反射し、エッジが金属ボディにシームレスに融合し、ガラスのデジタイザを採用した表面により、よりスリムな外観となります。

スピーカーはスマートな外観と優れた音質であり、指紋センサはあらゆる角度から指を認識し、電源ボタンは美しく加工されたものとなります。

168時間以上-20℃から60℃の温度試験を行い、10000回以上のドロップテストで曲がりや傷、腐食試験をクリアしました。

World-class Camera (世界級のカメラ)

世界初で光学的に安定化（？ / With the world’s first optically stabilized）

リア・フロントでF/1.8のレンズとカメラ

新しい大きなセンサ

新しい世代の１ピクセル当たり1.55umとなる、1200万画素Ultra Pixelカメラ

メインカメラに高速レーザーオートフォーカス

フロントにUltraSelfieカメラに、広角レンズとスクリーンによるフラッシュ機能

HTC 10は、前後どちらでも低光で高解像度の写真が撮影可能

第2世代のレザーオートフォーカスと0.6秒で起動するように設計されたカメラで、あなたはより早くバーストモードで写真を撮影することが可能となります。

設定にて便利なプロモードやRAW撮影などを行うことができ、プロ級の写真を撮影することも可能です。

DxOMarkスコアは「88」で、これはこれまでのスマートフォンの中で最高スコアの１つとなります。

Best in sight, best in sound (最高のサウンドで最高を目の前で)

HTC 10は、今までのスマートフォンの2倍の周波数範囲にわたって、標準の録音よりも256倍以上詳細にキャプチャする、世界初のステレオ24bitハイレゾオーディオ録音と鮮やかな4K画像撮影を組み合わせました。

ハイレゾオーディオ再生機器に認定され、アーティストが意図したように聞こえるように音楽を楽しむことができます。

ヘッドフォンアンプは従来のヘッドフォンアンプより2倍のパワーを提供し、16bitから24bitに変換時にノイズ除去を行う能力は同じ市場のデバイスよりも10倍優れています。

個々の聴力に合わせて調整された固有のプロファイルを作成できる、パーソナルオーディオプロファイルシステムはあなたのオーディオ体験を向上させます。

再設計したHTC BoomSoundのHi-Fi版スピーカーはスマートフォン上前例のない明瞭度で、音響システムをリードし、各スピーカーの専用アンプと組合わせるように分離ツイーターとウーファーのデザインが施されています。

HTC 10を購入し、すぐに最高のオーディオ体験を楽しむことができるように、より豊かなサウンドと2倍の周波数範囲であなたをトリートメントする、8μmの薄い航空宇宙ポリマーを搭載したハイレゾオーディオ認定イヤホンを同梱しています。

Performance at its Best (最高のパフォーマンス)

2倍の速さで高速起動し、すぐにアプリケーションを実行することができます。

従来より50％応答速度が速く、30%カラフルな次世代QHDディスプレイを搭載しました。

軽量化され、0.2秒でロックを解除可能な指紋認証。

HTC 10は強化された4GLTEと最新のクアルコム スナップドラゴンプロセッサを搭載しました。

消費電力を少なくする効果的なセキュリティとアプリケーション管理機能が利用できる。「Boost+」を搭載しました。

過剰な電力を消費するアプリケーションをシャットダウンし、30%バッテリーの寿命を向上させ、2日間待機できるPowerBotics Systemを搭載しました。

Quick Charge 3.0急速充電器が含まれており、わずか30分で50%充電が可能です。

Controlled by You! (あなたが自由にカスタマイズ)

プリインされたアプリやブロートウェアの数を減らし、HTCとGoogleの両方の長所を統合することで、HTCはあなたがあなた自身の携帯電話に欲しい物を決める事ができ、より合理化された携帯電話を提供します。

画面のグリッドがない新しいフリースタイルなレイアウトを提供し、ホーム画面の好きな場所にアイコンやステッカー、ウィジェットを配置することが可能となります。

HTCテーマの最新バージョンは、その自作のテーマを自由にシェアしたり取得することが出来ます。

Accessories and availability (アクセサリーと販売時期)

HTCは半透明で汎用性の高い単一のフロントカバーケースとなる、「HTC ICE View」をHTC 10向けに提供します。

メッセージや着信が入ったとき、カバーを閉じたままその通知のスキップやカメラをカバーを開けずに撮影することが可能です。

HTC 10は様々な市場ニーズに対応するため、２つの異なるクアルコムスナップドラゴンプロセッサを搭載した機種を販売します。

これらは両方同じソフトウェアとバッテリ寿命、同じデザイン、オーディオ、カメラ、デザインを搭載します。

Carbon Gray、Ice Silver、TopazGold、Camellia Redは」2016年4月から利用が可能となります。

英語の原文はこちらをご確認ください。

スペックを確認

台湾公式HTC e-shopの表示価格上では、32GBが22,900台湾ドル(77000円)、64GBが24,900台湾ドル（84000円）となる。

管理人の一言

ここで日本のSIMロックフリーと思われるモデルが同時公開されていたので若干驚いています。

が、HTC日本のサイトの動向を見るに、グローバルの同時発売とまでは行かないんでしょうかね。

ちなみに、アメリカではSprint版とVerizon Wireless版がまだプレオーダーを開始していません。

色々と気になるスタートですが、今後が楽しみですね。