HTC、2月19日の新製品発表会で「HTC One」を発表、更に利便性を考え改良した「HTC Sense 5」を搭載へ

2013/2/20

HTCは本日2月19日に行われた新製品発表会で今までコードネーム「M7」とされてきた「HTC One」を発表しました。

最終的なスペックは以下の通りとなっています。(LTE非対応版)

M7スペック

概要
ペットネーム	HTC One	コードネーム	M7_U
ボードネーム	M7_U	略称コードネーム
シリーズ名	PN07 Series	メーカー型番	PN07100
キャリア型番	801e	モデル型番	801e
発売日		本体価格
基本仕様
OS	Android	初期出荷OSバージョン	Android 4.1.2
初期Senseバージョン	Sense 5.0
SoC	Qualcomm Snapdragon 600 APQ8064T + MDM9215M	動作周波数・コア数	1.7Ghz / クアッドコア
GPU	Adreno 320
RAM	2GB	ROM	32GB/64GB ※1
カメラ	400万画素Ultrapixels 多層 (裏面照射型CMOS)	インカメラ	210万画素
MicroSDスロット	なし	SIMスロット形状	MicroSIM
バッテリー容量	2300mAh	バッテリー取り外し	不可
ネットワーク
ネットワーク：3.9G		データ通信：3.9G
ネットワーク：3G	WCDMA	データ通信：3G	HSDPA
ネットワーク：2G	GSM	データ通信：2G	EDGE
Wi-Fi	802.11 a/ac/b/g/n	Bluetooth	4.0
サイズ
縦 x 幅 x 厚さ	137.4 x 68.2 x 9.3 (mm)	重量	143g
ディスプレイ
サイズ	4.7インチ	解像度	1920 x 1080 (FullHD)
種類	SuperLCD3 液晶 (468ppi)(JDI/SAMSUNG FULLHD panel 又はSHARP/RENESAS FULL HD panel)
その他機能
RFID	NFC	BeatsAudio	○（外部スピーカー対応）
スピーカー	ステレオ搭載	防水	×
IRポート	○
カラーラインナップ
カラー	ブラック/ホワイトシルバー/レッド
※1 Dropbox 25GBストレージ二年間付属

発売キャリアは世界185以上となるようですが、米国では有名どころでAT&T、Sprint、T-mobileなどが発表されています。

Verizon Wirelessに関しては恐らく別のプレスイベントで、DROID系統で発表されるでしょう。

ハードウェア上のポイントとしてはまずカメラの性能が向上したと伝えられ、330%よりも多くの光を集めることが出来る２μmのセンサーを搭載、更に28mm/F/2.0のオートフォーカスレンズを搭載しており更に以前から搭載しているHTC ImageChipもHTC ImageChip2にスペックアップ、画素数は400万画素下がったもののより高速に、高感度高画質にシャッターを切れるようになっているようです。

UltraPixelsの仕様書 – HTC

http://www.htc.com/www/zoe/specifications/

更にHTC BoomSoundと呼ばれる外部スピーカー・マイクもスペックアップし上下にどちらも２つずつ搭載、ステレオ撮影、ビデオ・音楽鑑賞時にはステレオサウンドを聞くことが出来、今までは出来なかったBeatsAudioの外部スピーカー利用も可能になりさらに臨場感のあるサウンドを表現する事が出来ます。

さらにiPhone 5と似ていますが、Sense Voiceと名付けられている背面にマイクを搭載し雑音の中で通話を行った場合に手動音量を調節せず自動で音量を調節する機能も搭載されているようです。

IRポートを搭載しており、国内で利用できるかは解りませんがテレビのリモコンとして使う事が出来るようです。

背面はアルミニウム削り出しのユニボディで出来ており、以前のOne XやDNAと比べるととても高級感が有るように感じられます。

更にリークや考察等ではSnapdragon S4 APQ8064と思われていましたが、今回Qualcommの新SoCであるSnapdragon 600 APQ8064Tを搭載し、APQ8064よりも安定してクロックアップを行う事が出来、動作のスムーズさを実現する事が可能となっています。

Sense 5

HTC Oneのデザインや機能も良いですが、個人的にこちらの新Sense UIである「Sense 5」が気になっています。

Sense 5は今までのSense 4.Xからデザイン等を一新し、ロック画面等のデザインは変わってしまっており更に今まで天気の表現を前面に推してきたHTCですが今回のSense 5から殆ど無くなっています。

その代わりにHTC ZoeやHTC Blinkfeedといった機能が追加されています。

HTC Zoe (ゾーイ)

HTC Zoeはカメラアプリの撮影モードです。

例えば、その瞬間を切り取りたいと思った時に、ビデオ・静止画数枚を撮影しますよね？

その撮影した物をギャラリーで見ていくだけでは何か物足りません。

そんな時に、HTC Zoeモードを利用し撮影を行うと、UltraPixelsカメラを利用し、シャッターを切った後に自動的に20枚の写真と3秒間のビデオ画像をキャプチャし、その瞬間をすぐに切り取る事が出来ます。

その切り取った瞬間を見るためにHTCのギャラリーアプリはZoeをフルに活用するために再設計され、ギャラリーアプリを開くとビデオや静止画などが表示され、その瞬間をハイライトでアニメーションで表現する事が出来ます。

その作成したZoeファイルのハイライトは簡単にソーシャルネットワークサイトやEメールなどで共有する事が出来、YoutubeやHTC Zoeの共有サービスにアップロードされ、12MBから40MBのMP4ファイルとしてエクスポートする事が出来ます。