どっちが買い？約3万円のSIMフリー機「Desire 626」「Zenfone 2 Laser」を徹底比較

2015/10/29

最近はMVNOなどと組み合わせて使うことを前提にしてスマートフォンの端末だけを家電量販店で買う、というスタイルもだいぶ市民権を得てきたように見えます。

安い機種だと1万円台からあるのですが、「格安スマホ」といわれるジャンルの中では比較的値段と性能のバランスが良く狙い目のゾーンが3万円前後。
このくらいまで予算を上げてあげるとかなり実用的なスマートフォンが手に入ります。

その3万円クラスのスマートフォンの中でも今売れ筋なのがASUSの「Zenfone 2 Laser」。Amazonで29000円くらい、3万円を切る程度で買えます。
昨年発売されたZenfone 5も人気だったのですが、後継機のZenfone 2は一回り大きいサイズで値段も少し上がっています。そういった要因もあってか、サイズ・価格ともにZenfone 5とほぼ同等の新型となるZenfone 2 Laserはかなり売れ行きが良いようですね。

そして、HTCが日本向けに先日発売したばかりの「Desire 626」もちょうどこの3万円前後のゾーンに入る機種です。
今回はこの2機種を使い比べてみました。

Zenfone 2 Laserのほうが良い点

ATOK搭載

文字入力アプリとしてATOKがプリインストールされています。AndroidスマートフォンのIMEとしてはかなり高い人気を誇っていて通常購入すると1500円ほどするアプリなのでお得感はありますね。

バッテリーが取り外せる

最近だとバッテリー内蔵型のスマートフォンも多いですがZenfone 2 Laserではバッテリーの取り外しが出来ます。現状ではバッテリー単体での販売がないので、電池が切れたら入れ替えて使う運用は出来ません。入手しやすくなるとより良いですね。
ちなみに容量自体もDesire 626より400mAh多く長持ちです。

片手操作がしやすい

背面が丸みを帯びていて端がとても薄くなる形状なので手に持った時はとても扱いやすいです、さらに表示を縮小する片手操作モードもあるので操作性は優秀。

ダブルタップ起動

画面を2回タッチするだけでスリープを解除できるこの機能。Desire 626は非搭載です。
Zenfone 2 Laserでは更にホーム画面でダブルタップすると画面を消せるという逆の機能もあるのでほぼ電源ボタンを押すことなくタッチだけで扱えます。

Desire 626のほうが良い点

OSが新しい

Zenfone 2 LaserはAndroid 5.0.2、Desire 626はAndroid 5.1搭載です。
グローバルモデルと同レベルのサポートをしていくとのことで今後にも期待はできそう。

ボタンの配置

Zenfone 2 Laserは電源ボタンが一番上、背面に音量ボタンという配置。スクリーンショットが撮りにくかったことと、一度持ち替えないと押せない位置に電源ボタンがあるのは少々不便です。
Desire 626は側面の音量と電源が並ぶ一般的な配置になっています。

フラットなので机に置いても使いやすい

背面が丸くなっていると持ちやすくはなるのですが、机など平らな場所に置いて操作するとガタガタしてしまいます。その点Desire 626の背面はフラットなので机に置いて両手を使うようなゲームもしやすいですね。
大きすぎないサイズで側面を丸めてあるので手持ち時の使いやすさも損ねていません。

その他

SIMサイズ

日本版のDesire 626はnano SIMを1枚入れられるようになっていますが、Zenfone 2 Laserはmicro SIMを2枚入れられるようになっています。
GSMの使われていない日本では2枚SIMカードが入っても同時待ち受けできるわけではないのでメリットは薄いですが、「通信量制限のある速いSIM+無制限の低速SIM」など使い分けている場合は紛失防止にも手間を減らすにも便利ですね。