「HTC U11」の日本版「OCEAN#UHL_JAPAN」の日本投入キャリアがFCC認証情報より判明 ― au / SoftBank

先日世界で公開され、日本でもHTC NIPPONよりプレスリリースが有った「HTC U11」日本版となる「OCEAN#UHL_JAPAN」の投入キャリアがFCC認証情報より判明しました。

“blogofmobile”さんが掲載した情報・FCCの認証情報より確認すると、双方以下の周波数帯でFCC上では認可を受けているようです。

FCC認可情報

GSM

• 1900
• 850

W-CDMA

• Band II
• Band IV
• Band V

FDD-LTE

• B2
• B4
• B5
• B26
• B12
• B13

TD-LTE

• B41

認可情報掲載を受けて

今回認可を受けたFCC IDは”NM8601HT”と”NM8HTV33″で、「601HT」はソフトバンク株式会社の製品で利用される型番、「HTV33」はKDDI株式会社のauの製品で利用される型番である可能性が高い状況です。

FCC上ではFCC IDの電磁的表示を行ったラベル情報も公開されており、HTV33の発売元は「KDDI(株)・沖縄セルラー電話(株)」となっているものの、601HTは「HTC NIPPON株式会社」のままの表示となっていることが確認できます。恐らくこれは今後「ソフトバンク株式会社」へ変更になるであろうと考えていますが、現状は解りませんね。

双方、FCCと技術基準適合認定も併せて電磁的表示となると考えられます。

「OCEAN#UHL_JAPAN」

OCEANは大きく5つのモデルに分けられていますが、日本向けは既にHTC NIPPONがリリースより公開した「OCEAN#UHL_JAPAN」である事が判明しています。

このモデルは以下の通信周波数帯に対応している事が公式ページにて記載されており、NTTドコモ・KDDI・SoftBank (Y!mobile)の3社で利用するには最適な周波数構成となった”JAPAN/日本向け”向けで有ることが読み取る事が出来ます。

2G/2.5G

GSM/GPRS/EDGE  850/900/1800/1900 MHz

3G UMTS

B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19, HSDPA 42, HSUPA 5.76

4G LTE

FDD: Bands B1/B2/B3/B4/B5/B8/B11/B12/B13/B17/B19/B21/B26/B28

TDD: Bands B38/B41

with 2CA, 3CA, 4CA Carrier Aggregation

VoLTE

また、「IPX7レベルの防水対応」とおサイフケータイ対応の為の「FeliCa」を搭載している事を既に公式ページやリリースにて公開していることにより、より日本で利用しやすい・選びやすい・お勧めしやすいスマートフォンとなっている事が解ります。

日本向けについては昨年の「HTC 10」「PERFUME#UHL_JAPAN」と同様、「日本向け」でほぼ完全に同一ハードウェアと言う考えのもと設計されている為、今回の「HTC U11」でも同様の処置がとられている事が解ります。

その状況を踏まえ、FCCの認可を受けた日は双方2017年5月19日、仮にNTTドコモモデルを含む3社で認可を通した場合は同日にドコモ向けも公開されると考えられるため、NTTドコモモデルが無い又は、存在していた場合でも遅れる可能性が高い状況と考えられます。

キャリアの状況

KDDI株式会社はauでの新製品・新サービス発表会を2017年5月30日に予定している事を公開済みですが、SoftBankは既にプレスリリースのみにて2017年度夏モデルの新製品を公開しています。

“ソフトバンク”の 2017年夏商戦向けスマートフォン4機種について | ソフトバンク株式会社

このリリースが公開された日時は「HTC U11」がまだ公開されていない時期だった為、HTCに配慮した可能性も高くはあると感じていますが、真相はまだ解りませんね。

いずれにしても、ソフトバンク株式会社向けにHTCスマートフォンが投入されるのであれば「Desire HD 001HT」以降6年目ぶりとなります。

どのような展開となるか楽しみではありますが、今年も頑張っていただきたいと思います。

Souce : FCC (1) , (2)  via Blogofmobile

2017/05/20/0:02 ソフトバンクの社名に指摘が有った為記載変更致しました。