HTC NIPPON株式会社、HTC U11 日本国内市場向けSIMロックフリーモデルを発売決定

2017/12/1

HTC NIPPON株式会社は2017年11月24日よりTwitter上でHTC NIPPON公式ツイッターアカウント「@HTCJapan」のフォロワーが2万人達成で、日本では未発売となる”ソーラーレッド”カラー「HTC U11」のSIMロックフリー版の発売を行うとの告知を行っていましたが、本日12月1日に2万人達成した事により、発売が決定した形となりました。

発売されるモデル？

2017年度フラグシップモデル「HTC U11」発表 ― HTC NIPPON プレスリリース

日本国内でHTC U11はソフトバンク・auの通信事業者2社より現在取り扱いが行われています。

日本国内では対応周波数・おサイフケータイ等々のカスタマイズが行われた日本国専用モデルとなる「OCEAN#UHL_JAPAN」が同一ハードウェアでソフトウェア分岐を行ったうえでソフトバンク・au双方向けに販売されている現状となります。

日本国内でSIMロックフリーモデルの販売を行うとすればこのモデルが間違いなく最適のように感じますが、”HTC NIPPON公式Twiitter”アカウント上では、おサイフケータイの有無については明言を避けている状況です。

懸念

パッケージ

HTC U11自体、HTC USAでも割引が入ったうえで現在599USD（約68000円ほど）で販売が行われているモデルです。

また、日本専用機の「OCEAN#UHL_JAPAN」をレッド専売とは言えフルスクラッチでSIMロックフリーモデルの「HTC JPN」リージョンソフトウェアを作る・テストする期間、また、SIMロックフリーモデルとしての各種認証（FCC・技術認証適合試験）を終える為の期間等を考えると、現在の時点で既にソフトウェアを作り始めていなければ発売時期は確実に2018年の1月・2月を超えることが必至です。

来年のフラッグシップモデルで予定されている「HTC U12」の発売が近づいている頃に、安く見積もっても6万円以上で近々で型落ちとなってしまうスマートフォンを、どこかの仮想移動体通信事業者（MVNO）と回線とセットで販売する等ではなく、直販で販売する事は極めて危ない橋を渡っていると思わざるを得ません。

また、現在の方針はともかくですが、実績として「HTC Desire EYE」「HTC Desire 626」を”直販だからこそグローバルと同等の更新を約束する”と明言したのにも関わらず、台湾版のDesire EYEから1年遅れ、Desire 626は現在も提供されていない件について、このモデルにグローバルと同等の更新を期待して購入したユーザーが再度直販モデルを購入したいと思えるだけの何かは必要と感じております。