HTCの日本向け最新モデル、”あきないスマホ” HTC J butterfly HTV31 B3#UHL のスペックを確認
2015年5月 14日に開催された「au 2015発表会Summer」にて、HTCの日本市場向け向けモデルとなる「バタフライシリーズ」の第3弾「HTC J butterfly HTV31」の発表が行われた。
HTC J butterfly HTV31のコードネームは「BUTTERFLY3#UHL / B3#UHL」、メーカー型番は「0P2L100」。
au 2015夏モデルとしての新機能
2014年モデルとなるHTC J butterfly HTL23 B2#WLJ と比較して、auの2015年夏モデルとしての新機能は次の通りとなる。
○VoLTE対応
VoLTE対応により、今までのau 3G（CDMA2000）で通話をしていたものより、よりクリアな音質にて通話が可能。
auのVoLTE対応スマートフォンと相互がに通話を行った場合が一番クリアな音質で通話が可能だが、高音質通話が利用できない他社や固定電話と通話を行った場合でも、従来のau 3G通話より安定した音質にて通話を行う事が出来る。
加えて、ボイスパーティーやシンクコールなどauとしてのVoLTEには欠かせない機能が十分に利用できるようになっている。
○WiMAX2+でのキャリアアグリゲーションに対応
2つの帯域を束ねてより速い通信速度を実現するキャリアアグリゲーションの従来の2.1GHzと800MHzを束ねた構成に加え、WiMAX2+でのキャリアアグリゲーション対応に対応した。
これにより最大220Mbpsの通信速度を実現可能となり、より快適に通信が可能になる。
HTCモデルとしての新機能
HTCとしての新機能（比較対象を国内モデルのみに絞ります。）をは次の通り。
○1300万画素インカメラを搭載
1300万画素インカメラを搭載した事により、セルフィー（自撮り）に特化をしていた従来のモデルよりも更に美しく鮮やかに映し出すことが実現可能。
HTCとしては、昨年度のモデルでメインカメラとして利用していた物をそのまま前に持ってきたと考えても過言ではない大胆さとなっている。
○フルHDテレビや、フルセグよりも高精細なWQHDディスプレイを搭載
より鮮やかで高精細に映し出すWQHD液晶を搭載し、セルフィーや風景を撮影した写真を”スマートフォンの画面で”より再現率高く確認可能となった。
○HTC Sense 7
国内モデル初となる、HTC Sense 7が搭載となり「テーマ機能」やより強化した「フォトエディター」が利用可能、更にヤマハやパイオニアのホームスピーカーなどと指3本スワイプで接続できる「HTC Connect」機能にも対応している。
スペック情報
| 概要 | |||
|---|---|---|---|
| ペットネーム | HTC J butterfly | コードネーム | BUTTERFLY3#UHL |
| ボードネーム | htc_b3uhl | 略称コードネーム | BTE#UHL |
| シリーズ名 | 0P2L Series | メーカー型番 | 0P2L100 |
| キャリア型番 | HTV31 | モデル型番 | HTV31 |
| プラットフォーム | 調査中 | ||
| 発売日 | 本体価格 | ||
| 基本仕様 | |||
| OS | Android | 初期出荷OSバージョン | Android 5.0 L |
| 初期Senseバージョン | Sense 7.0 | ||
| SoC | Qualcomm Snapdragon 810 MSM8994 | 動作周波数・コア数 | 2.0 Ghz (*4) + 1.5GHz (*4) / オクタコア |
| GPU | Adreno 430 | ||
| RAM | 3GB (LPDDR4) | ROM | 32GB |
| カメラ |
|
インカメラ |
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| MicroSDスロット | あり | SIMスロット形状 | nanoSIM |
| バッテリー容量 | 2700mAh | バッテリー取り外し | 不可 |
| ネットワーク | |||
| ネットワーク：3.9G | LTE B1/B3/B5/B17/B26/B28/B41 CA_1-26 CA_41-41 | データ通信：4G | FDD / WiMAX2+ |
| ネットワーク：3G | WCDMA 2100/1900/850/900 (ローミング利用) | データ通信：3G | HSPA+ |
| ネットワーク：2G | GSM 1800/1900/900/850(ローミング利用) | データ通信：2G | GPRS/EDGE |
| Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac (2.4 & 5 Ghz) + 2×2 MIMO | Bluetooth | v4.1 with aptX™ |
| 通話 | VoLTE / 3G / 2G | ||
| サイズ | |||
| 縦 x 幅 x 厚さ | 73×151×10.1㎜（最厚部 10.7mm） | 重量 | 162g |
| ディスプレイ | |||
| サイズ | 5.2インチ | 解像度 | 2560×1440 (WQHD) |
| 種類 | SuperLCD3 | パネルID（液晶製造元） |
|
| その他機能 | |||
| 赤外線 | ○ / リモコンのみ | 防水・防塵 | ○ |
| オーディオテクノロジー | DolbyAudio | ステレオスピーカー | ○ |
| RFID | Felica/NFC | その他 | テレビ（フルセグ/ワンセグ） |
| カラーラインナップ | |||
| カラー | レッド（ロッソ）・ホワイト（シルク）・ブルー（インディゴ） | ||
HTC J butterfly HTV31の特徴
HTC J butterfly HTV31は、HTCが海外で販売しているフラッグシップモデル「HTC One M9」と基本的なスペックは似ている物の、更に後付けで機能付加をしているHTCとしての最高峰モデルとなる。
M9への機能付加として超高精細5.2インチWQHDディスプレイ、セルフィー特化の1300万画素インカメラなどが挙げられ、HTCとして初の正式なVoLTE対応モデルとなった。（米国キャリアモデルはHD Voice対応が主流）
また、従来から対応している”フロントデュアルスピーカー”に対応しているのはもちろんのこと、今年のHTCモデルはサウンド効果で”DolbyAudio”が対応となっていたがHTV31もグローバルモデルの方針と同じくDolbyAudioの対応となった。
日本機能となる防水、防塵やおサイフケータイ、フルセグ・ワンセグのテレビ機能が利用可能で、日本での利用は一番捗るモデルとなりそうだ。
純正アクセサリー
基本的にHTCから海外にて販売されているHTC製品共通アクセサリー（BoomBassなど）は利用可能だが、日本国内で公式に販売されるものは以下となる。
HTC DotViewケース（スタンダード）
ピンク
グレー
ブルー
カラーは「ピンク」「ブルー」「グレー」の3種類で、au +1 Collection経由で販売。 価格は4500円ほど。
HTC J butterfly HTV31を見て、ファンとして感じた事
今回の日本向けHTCはより女性をターゲットとしたモデルとなったように感じたが、スペックの高さで従来からのHTCファンへの探求を行ったように思えた。
恐らく台湾などのアジア市場でもグローバルモデルとして公開されるものだと思うが、M9がある以上完全に女性をメインターゲットとした位置づけになるに違い無く、日本ではその実質女性向けスマートフォンのみを投入している状況となるのだから、スタイリッシュさを求めている男性や従来からのHTCファンからすると、デザイン上では物足りない物となっているように感じた。
HTCを従来から好きなファンはHTC Oneシリーズのようなメタルボディが好みと言う印象を私は感じているが、HTCの知名度と機能性を国内で周知を行わなければそのようなスマートフォンは前回のHTL22にて日本市場では難しい状況であると言う事も頷ける。
ただ、3度目の「バタフライシリーズ」となり、高画素インカメラやDuoCameraとなる深度センサを搭載した機能などHTCにしか無い特徴的な機能はあるものの、一目で解る他社には無い新たなスマートフォンを作ると言う解りやすい”イノベーション”がHTC社の全体として少し足りなくなっているのではないかと言う気持ではあった。
HTC J butterfly HTV31はデザイン以外ではHTCとしてフルスペックなスマートフォンとなっている事には変わりなく、今後もより良いスマートフォンを投入してほしいと個人的には強く応援している。
– HTC J butterfly HTV31 | HTC日本
2015/06/03 インカメラセンサ型番を修正