ISW13HT(Version 2.06.970.4)のS-OFFまでの手順について (HTC速報Dev)

htcj

今月に入ってから各社端末のAndroid4.1へのアップデートが行われており、ISW13HT HTC Jも近々Android4.1 Sense4+へのアップデートが行われると思われます。

そのアップデートによってroot化の穴が塞がれる可能性も否定出来ないため、今更ながらこのような記事を書かさて頂くことにしました。

今回は最新バージョンである2.06.970.4の状態から、root化などを通してS-OFFまでの作業を行なって行きたいと思います。

2.06.970.4の状態ではCID変更の対策が施されいるため2.05.970.3用のrootkitを使うことは出来ませんが、幸いhbootバージョンに変更が無かったのでmisc内のバージョンに関する記述を変更することで2.05.970.3のRUUを当てることが可能となります。

①一時rootの取得

HTCJrootkit_v3.1(Download)を使用し、一時rootの取得まで行います。

②バージョンの記述があるファイルを抜き出しバージョン情報を変更

バージョンに関する記述がある「mmcblk0p23」というファイルを抜き出し、バージョン情報を書き換えます。
cmdを起動し

■ adb shell
■ # dd if=/dev/block/mmcblk0p23 of=/sdcard/mmcblk0p23
■ # exit
■ adb pull /sdcard/mmcblk0p23 mmcblk0p23
※2行目で、#ではなく$が表示される場合は一時rootの取得が出来ていません。再度rootkitを使用して一時root取得作業を行なってください。

すると、cmdで操作を行ったフォルダに「mmcblk0p23」というファイルが保存されているはずなので、それをバイナリエディタで編集します。
jroot

数行目にある「2.06.970.4」の部分を「2.05.970.3」に書き換え、上書き保存をします。

③バージョン情報を変更したmmcblk0p23を本体に戻す

再びcmdを起動し

■ adb push mmcblk0p23 /sdcard/mmcblk0p23
■ adb shell
■ # dd if=/sdcard/mmcblk0p23 of=/dev/block/mmcblk0p23
■ # sync
■ # reboot bootloader

するとブートローダーが起動するので、そのまま次の作業に参ります。

④2.05.970.3のRUUを適用

こちらのページより、2.05.970.3のRUUをダウンロードして下さい。
S-OFFする際にrom.zipを必要とするので、今回はRUUからrom.zipを抜き出しPCから手動で適用する方法をおすすめします。
rom.zipの抜き出し方、適用方法が分からない方はこちらのページを御覧ください。

これでようやくバージョン2.05.970.3へのダウングレードが完了しました。root化やSuperCID化、BootLoaderUnlockなどの作業はrootkitを用いれば手軽に行えるので省略します。

S-OFF

S-OFF方法ですが、既にSuperCID化されていますので「FacePalm」でS-OFFを行いたいと思います。

用意するのは、soffbin3(Download)というファイルと、RUU適用作業で使用したrom.zipの二つのみです。
この二つのファイルを、「fastboot.exe」「adb.exe」のあるフォルダに配置。
cmdを起動し先ほどのファイルを配置したフォルダに移動、以下のコマンドを打ち込みます

■ adb reboot bootloader
■ fastboot oem rebootRUU
■ fastboot flash zip rom.zip

すると、「FAILED (remote: 92 supercid! please flush image again immediately)」とエラーが出ますのでbootします。

■ fastboot oem boot

通常起動するはずなので、そのまま続けて

■ adb push soffbin3 /data/local/tmp/
■ adb shell chmod 744 /data/local/tmp/soffbin3
■ adb shell su -c “/data/local/tmp/soffbin3”

端末側にSuperSUの実行確認画面が出てくるはずなので許可をし、最後

■ adb reboot bootloader

IMG_20130623_013647_753

するとbootloaderが起動するので、S-OFFされてるか確認してください。

これでISW13HT(Ver2.06.970.4)のアンロック、root化、S-OFFは完了です。

お疲れ様でした。